デスゲームってわくわくしませんか?
社会から有害図書指定受けているのに、「いや、普通に良い映画じゃん」っていう行政と国民の声のギャップが面白いですよね。
神さまの言うとおりはまさにそんな感じです。
いきなり、学生生活からゲームに巻き込まれます。
「だーるまさんが転んだ!」
で、大量の死者数とかインパクトがありましたね。
ユーチューブのPVなどで見たこともある人も多いと思います。
ミッションをクリアして敵を倒さなければ死ぬよ!
って感じの映画です。
神様の言うとおりの原作と脚本と主演
神様の言うとおりは日本の漫画が原作ですね。
同人漫画が書いていたニートがその同人漫画を神の力で現実にしてそれをクリアできる人が生き残っていくというストーリーです。
脚本は、八津弘幸で「下町ロケット」などを手掛けています。
主演は福士蒼汰ですが、正直、悪役でライバルの神木隆之介さんの演技の方が凄かったですね。
キャスト
高畑瞬(福士蒼汰)
普通の高校生だったが、突然デスゲームに巻き込まれ、知恵と発想でミッションをクリアしていく。
天谷武(神木隆之介)
天性的に道徳観が欠如している高校生。
法がなければ何の躊躇もなく人を殺す。ゲームを楽しんで参加している唯一の参加者。
長髪のホームレス(リリー・フランキー)
神、もしくは神に匹敵する力を持った人物。
全てのゲームの考案者。
あらすじ
普通の高校生活を送っていた高畑は、突然現れたダルマによって「だるまさんがころんだ」ゲームをさせられる。
そして、ゲームクリアした瞬間、ゲームをクリアした自分以外のすべてのクラスメイトが死んでしまいます。
そして、次の招き猫ゲームではクリアした仲間は死なないはずだったのですが、天谷によって「役立たずだから」と言って殺されてしまいます。
そして、幾つかのゲームを高畑は天谷と一緒にクリアしていくことになります。
最後のゲームでは、「けいどろ」だったのですが、天谷を追い詰めて監獄に入れることに成功したものの、ゲームの最後にアイスが配られ、「当たりくじで生き残り者を決める」というもので、高畑の恋人もその他の生き残りも、高畑と天谷以外は死んでしまいます。
そして、二人が神の子として崇められるところで映画は終わります。
映画・神様の言うとおりの見どころ
理不尽なゲームの中で、必死に生き残ろうとする主人公と、ゲームを楽しんで殺戮に興じるライバルとの絶妙なマッチングの良さがエンターテインメントとしての魅力を引き出してくれます。
神木隆之介さんの演技も素晴らしいです。
演技派俳優を揃え、常に飽きさせない演出、最初のクラスメイトの体が弾き飛ぶシーンでは血ではなく赤いビースにしてあるなどのグロテスクな人が苦手な人でも見られるように工夫してあるなどの細かなところで全力を尽くしています。
楽しくてわくわくさせられる。
そうしたものが全力で詰まっています。
どのシーンでも全てが見どころだと言える最高作品です。
まとめ
非常にエンターテインメント性がある映画であると言えるでしょう。
何も考えずにわくわく感を味わうことができます。
洋画で良くある正義と悪が戦う話って、結局、「ヒーローって悪人を殺す殺人鬼だよね?」という不信感を抱いている人も多いはずです。
正直、そうしたものを正義で正しいと押し付けられる思想を日本人は飽き飽きしているはずです。
「猿の惑星」など日本人を猿だと差別した映画が日本で大ヒットすることも違和感を覚えている人も多いでしょう。
映画というのは、思想も差別なく、ただエンターテインメントとして楽しみたいものです。
そうした人にぴったりな邦画です。