今回は、2009年にアメリカで大ヒットを記録した『セブンティーンアゲイン』のあらすじをご紹介します。
この記事には、ネタバレを含みますので、知りたくないという方は注意してください。
目次
37歳の主人公が、ある日、突然17歳の姿に変化してしまい?!
始まりは1989年。
主人公のオドネルは、高校のバスケットボール部でエースとして活躍していました。
そんなオドネルを大学にスカウトしようと、スカウトマンがバスケの試合を見に来ています。
オドネルは、自分の将来がかかった大切な試合に緊張していますが、試合の中休みにガールフレンドから妊娠しているという事実を聞かされます。
話を聞いて衝撃を受けたオドネルは、大切な試合を放り出してしまい、大学の奨学生になることは叶いませんでした。
そして、37歳の現在。会社員をするオドネルは、管理職に昇進できず、家族にも見捨てられ、冴えない毎日を送っています。
そんなある日、オドネルは母校である高校を訪問し、不思議な警備員の老人に出会います。
そして、不仲になってしまった妻と離婚の話をした帰り道の車で、雷雨の中、オドネルは17歳の自分自身に変身してしまいます。
親友ネッドの助けで高校に入学する主人公は、自分の子供たちに出会ってしまい・・・

17歳の体になってしまったオドネルは、自分の子供達二人が通っている高校に転入します。
親友ネッドは昔からの付き合いで、大金持ちのため、事情を理解してオドネルの入学手続きなどを手伝ってくれました。
オドネルは高校で自分の息子がバスケ部の悪ガキにいじめを受けていることや、その悪ガキが娘の彼氏であることなどを知ってしまいます。
一方、17歳の姿のままで妻に遭遇してしまい、妻は不思議そうな目でオドネルを見ます。
紆余曲折がありながら、実の娘が自分に好意を持ってしまったり、中身は37歳のまま高校生になってしまったので、周りから浮いてしまったりします。
家族への思いを取り戻す主人公の姿に感動・・・。

0ある日、オドネルはバスケの試合に勝ったお祝いのパーティーを、自宅(ネッドの家)でクラス全員を招いて開きます。
そこでは、娘の彼氏である悪ガキと喧嘩になってしまったり、妻に17歳の姿のままキスをしてしまったりします。
そして、こっぴどく叱られてしまうのです。
そしてとうとう、妻との離婚法廷の日がやって来ました。
オドネルは、17歳の姿のままネッドと彼の車で法廷に向かいます。
オドネルは、妻の前で、17歳の見た目のままで妻との二人しか知らないような思い出を語ります。
そして、妻が唯一無二の愛しい存在であることなどを一生懸命伝えます。
そして、その思いは妻に伝わるのです。
妻は、離婚法廷の決定を延期すると伝えます。
後日、バスケの試合に登板したオドネル。
20年前と同じように、試合中に妻が観客席を立ち、外に出ようとします。
オドネルは、スカウトが見ている大事な試合をまたも放り出して、妻の後を追います。
そして、実の息子にそのスカウトのチャンスを譲ります。
追いかけた妻に、20年前と同じ場所でオドネルは謝ります。
20年間の不機嫌を妻に詫びるオドネル。
そして、その心に気持ちの折れた妻は、やり直すことを誓います。
まとめ
物語はここで一旦終わります。
ですが、後日譚というような形で、主人公のオドネルが母校の高校のコーチに転職するエピソードが紹介されます。
そして、主人公に協力した親友のネッドは、オドネルのおかげで出会った高校の美しい校長先生と付き合うようになります。
脚本のテンポもよくて、笑えるシーンが沢山あります。
難しいことは考えずに、楽しい気持ちになりたい時にお勧めします。
誰にでもある「もしあの時、こうしていれば・・・」という、たらればを面白くドラマ化した良作です。